『Q&A』(恩田陸

Q&A

Q&A



名前は聞いたことはある。
でも書いたものを読んだことはない。


恩田陸さんはそういう存在の一人でした。


そこで以前から気になっていた、本書を読んでみました。
地の文が一切なく、質問とその回答とう形で話が進んでいく。
あるデパートで起きた原因不明の事件。
その真相が、この質問と回答で解き明かされていくという手法。


事件も謎ならば、インタビュアーも謎めいている。
回答をする人もみんな一癖ある。
誰も彼もが疑わしい・・・。


すっかり話に引き込まれ、短期間で読み終えました。


が、読後感はあまりよろしくない。
初めての読んだ作品なので、この小説家の作風なのか、
今回の作品がそういう作風なのかがわかりませんが、
どこか尻切れトンボな終わり方でした。
事件の真相は、まぁ大体分かったけど、
「え、結局なんだったの?」という感じです。


一応、もう1作くらいは読んでおこうかと思います。